お気に入りのカフェに行くと、静かにコーヒーカップを傾けながら本や新聞を読んでいる高齢者の方を良く見かけます。

 

ある日、一度読んだ新聞をもう一度読み返す高齢者の方を見かけました。別の日には、読み終えた本をまた最初から読み始める方がいました。そしてまた別の日には、隣のテーブルの人達が交わす会話に耳を傾けて小粋なジョークにニヤリと笑っている方がいました。

 

カフェや図書館で一日を過ごす高齢者の方は、人恋しくて人込みの中に溶け込もうとしています。そういった人達と会うたびに、「一人ぼっちは怖い」といって泣いていた母を思い出します。

 

そしていつの間にか、看護用品を売るだけではなく高齢者の方々が集まる場所と機会を提供したい、という考えがふくらんできました。私達との出会いがきっかけとなって新しい友人と出会ってほしい、孫を交えてテーブルゲームを楽しんで欲しい、活動的な方にはシニア向け武道クラスも提供したい、そのための場所と機会を用意したいと私達は考えています。

 

仕事を持ち、子供を育て、より良い社会を作ろうと頑張ってきた人生の先輩達、歳を重ねてもパートナーと手を取り合って楽しく生きる人達、そんな方々に敬意と感謝を伝えながら応援したい、そういった願いを抱いてRose Healthcareは誕生しました。

 

幸せそうな高齢者の方の姿は、若い世代にも幸福感を伝え前向きで落着きのある社会の礎となっていきます。私達はそう信じて看護補助事業に取り組んでまいります。

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ローズヘルスケア代表

山口　健司